脂質異常症にならないためには、生活習慣の改善が第一優先です。食生活の乱れ、運動・睡眠不足、酒、喫煙、ストレスなど脂質異常症を誘引する危険因子を生活から遠ざけ、尚且つ、積極的に活動・運動し、自分の時間を持つなど、イキイキと健康的に過ごすことが大切です。

脂質異常症は、食事療法と運動療法が治療の基本となり、効果がない場合は、薬による治療を行います。その場合でも、食事・運動療法を継続することが大事です。脂質異常症治療の最終目的はコレステロールを下げ動脈硬化を防ぎ、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などを予防することです。

脂質異常症と生活習慣の関係では、

(1)喫煙はHDL(善玉)コレステロールを減らし、LDL(悪玉)コレステロールを酸化・変性させる
(2)ストレスはホルモンの分泌を狂わせ、コレステロールや中性脂肪を増やす
(3)アルコールの飲み過ぎは中性脂肪を増やす原因

と、言われています。

脂質異常症の運動療法

食事療法と並んで脂質異常症の治療の基本となるのが運動療法です。運動すると中性脂肪が減り、HDL(善玉)コレステロールが増えます。また、運動にはストレス解消や血圧・血糖値の低下などのメリットがあり、脂質異常症以外の生活習慣病の予防にもつながります。

脂質異常症の改善にはもっとも最適な運動は、有酸素運動であり、1日3kmあるいは1週間で20kmを目安にしたウォーキングが良いとされています。有酸素運動は、持続的に酸素を取り入れながら行うので、体内に蓄積された脂質が消費されます。運動量は年齢や症状によって個人差がありますが、できれば1日30分を目標にし、毎日続けると良いでしょう。

しかし、過激な運動で心臓、足腰に負担をかけ過ぎるのは好ましくありません。運動療法はその効果が現れはじめるのは最低でも3ヵ月はかかります。どのような運動をどの程度行うかは、必ず医師に相談してからはじめましょう。

株式会社中日エムエス