動脈硬化の診断は、以下の3項目で行います。

高LDLコレステロール血症 :LDLコレステロール 140mg/dL 以上
低HDLコレステロール血症 :HDLコレステロール  40mg/dL 未満
高トリグリセリド血症          :トリグリセリド        150mg/dL 以上

・LDLコレステロールは血管や組織に運ばれる途中のコレステロールであり、この値が高いと動脈硬化が進みやすくなります
・善玉コレステロールであるHDLコレステロールは、血管や組織に余っていたコレステロールがHDLに回収されて肝臓に戻る途中のコレステロールであり、この値が低いと血管にコレステロールがたまって動脈硬化が進みやすくなります
・トリグリセリド(中性脂肪)が高いと動脈硬化が進みやすくなり、極端に高くなると急性膵炎を引き起こす危険性もあります

脂質異常症の食事療法

脂質異常症の食事療法は、第一段階として一日に摂取するエネルギー量を適正にし、摂取する炭水化物、たんぱく質、脂肪の配分をバランスのとれたものに改善します。
肥満がある場合は肥満の是正が重要です

厚生労働省が推奨している脂質異常症を防ぐ食事の基本は6項目です。
1.偏らず「栄養バランスのよい食事」を
2.摂取総エネルギー量を抑えて、適正な体重を保つ
3.飽和脂肪酸(おもに獣肉類の脂肪)1に対して不飽和脂肪酸(おもに植物性脂肪や魚の脂)を1.5~2の割合でとる
4.ビタミンやミネラル、食物繊維もしっかりとる
5.高コレステロールの人は、コレステロールを多く含む食品を控える
6.中性脂肪が高い人は、砂糖や果物などの糖質と、お酒を減らす

次回は、脂質異常症の生活習慣について解説します。

株式会社中日エムエス